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【消化器内科】

メッセージ

当院でのH21年度の検査件数上部消化管内視鏡検査 10,752件下部消化管内視鏡検査 2,940件ERCP 309件PTBD 37件内視鏡治療(早期がん)食道 10例胃 126例大腸 13例。症例には事欠きません。当院での仕事は忙しいですが、腕を磨くにはもってこいです。同期のライバルと差をつけたいと考える研修医の諸君、是非当院で研修されたし。

指導体制

指導医(7年目以上)/6名
専門医/5名

認定

@ 日本消化器病学会専門医認定施設
A 日本消化器内視鏡学会認定指導施設

研修期間

必修科目内科研修として3ヶ月
自由選択科にて1ヶ月〜11ヶ月

研修内容及び方法
消化器内科を受診する患者さんは男女を問わず、小児から高齢者まで、多岐にわたる疾患の方々である。また、他科の疾患であっても、腹部の愁訴で来院される患者さんも少なくない。

そのため、消化器内科における初期研修の目的は、単に消化器疾患の研修にとどまらず、内科一般を含め医学全般をすべて研修・研鑚することにある。すなわち医学の体系が臓器別や診療科別に存在するわけではなく、病める患者本位の医療が原点であるということを認識させることを重視したい。

さらに一臨床医としての診療能力を養成するだけでなく、今後の生涯教育を目指す第一歩として医学に対する姿勢、患者とのコミュニケーションのとり方など、初期研修にこそ要求される臨床基礎医学教育を行うことを目的とする。

具体的には外来診療や救急外来を通して一般内科医としての素養を高め、消化器疾患を疑う時に必要な診察、検査を考え組み立てること。消化器疾患に対しては内視鏡検査をせずとも、病歴聴取、診察、腹部Xp写真、採血から、適切な鑑別疾患を考慮し、腹部超音波検査、腹部CT検査、腹部MRi検査、内視鏡検査の適応を判断できる能力を養うこと。

これらの初期診療は指導医のもとで、自分で行い、正しい診断ができるようになることを目標とする。また指導医とともにCTやMRi検査など様々な画像診断を総合し、分析することで、患者の病態、最終診断ができるようになること。さらに腹部超音波検査や内視鏡治療にも参加すること。当科での研修中に放射線科へも適宜研修を加える。これらの診療を通して、一般内科と消化器内科を包括した研修ができること目標とする。

これらのことを実践するために、就労時間は上級医に遅れないこと。上級医は概ね7時には仕事を開始している。朝の回診に参加し、その日の指示変更を上級医と相談する。
研修到達目標
患者とのコミュニケーションのとり方に習熟すること。

外来診療や救急外来を通して一般内科医としての素養を高め、消化器疾患を疑う時に必要な診察、検査を考え組み立てること。

消化器疾患に対しては内視鏡検査をせずとも、病歴聴取、診察、腹部Xp写真、採血から、適切な鑑別疾患を考慮し、さらに腹部超音波検査、腹部CT検査、腹部MRi検査、内視鏡検査の適応を判断できる能力を養うこと。

可能な限り、消化器画像診断を上級医と一緒に読影し、自身での読影力を高める。

超音波は必要最小限の手技を身につけること。(50例)

入院時の患者の状態を把握し、過不足のないカルテ記載ができること。

点滴の内容を吟味し、必要な指示を出せるようにすること。

通常の採血、動脈血採血ならびに点滴の留置ができること。(任意で100例以上)

胃管の挿入ができ、その位置確認ができること。(20例)

中心静脈栄養カテーテル挿入に助手として入り、自身で期間内にある程度の挿入ができること。(5例)

上部内視鏡・下部内視鏡に介助でつき、患者さんへの検査のオリエンテーションを手伝うこと。(50例)

研修医の希望があれば内視鏡の挿入も実践してもらう。(20例程度) (その際には、居残りで内視鏡操作訓練30時間以上を義務と課する。加えて自身も内視鏡検査を受けることを義務と課する。)

ESD治療の介助につき、検査の流れを理解し、必要であれば介助する。(5例)

ERCPに助手として検査につき、検査の流れを理解し、介助ができること。(30例)

ENBDの鼻からの固定を習熟すること。(20例)

ENBD/PTCDのカテーテル管理を理解すること。

イレウス管の留置手技を理解すること。(5例)

患者の状態をカルテに記載し、サマリーを書くこと。
研修スケジュール
  午前 午後
朝礼・外来/内視鏡 検査
カンファランス・外来/内視鏡 検査
カンファランス・外来/内視鏡 検査
カンファランス・外来/内視鏡 検査
カンファランス・内視鏡/超音波 検査
内視鏡/超音波 検査
1人の研修医が1ヶ月間に経験できる症例の概数
症例名 症例数
胃・十二指腸潰瘍 40例
胃がん(早期がんESD症例20例+進行がん10例) 30例
食道がん 2例
大腸ポリープ 60例
大腸がん(結腸+直腸) 10例
膵臓がん 4例
胆管がん 2例
胆嚢がん 2例
肝がん 2例
総胆管結石 4例
胆石 6例
急性腹症 4例
吐血 4例
急性膵炎 2例
潰瘍性大腸炎(新規2例+入院2) 4例
クローン病(新規1例) 1例
消化器センター長 西野徳之先生と研修医との会話はこちらから

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