研修医募集専用ページ
一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 総合南東北病院『厚生労働省 臨床研修指定病院』
http://resident.minamitohoku.or.jp/
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指導医（７年目以上）／4名
専門医／4名
① 日本泌尿器科認定専門医教育施設（基幹教育施設）
自由選択科にて1ヶ月～11ヶ月
基本的には4人の指導医の下泌尿器科入院患者をすべて受け持つ。 入院患者について、入院時の病歴聴取から始まり、検査計画の策定、検査結果に基づく治療計画の策定、実際の治療において指導医とともに実地研修を行う。
主に透析患者について、指導医とともに透析条件の検討、薬剤処方などの実地研修を行う。場合によっては外来研修を行う。
泌尿器疾患の正確な診断と適切な治療を行うためにその基本的手技を修得する。
（1） 各種症状・徴候について理解し、適切な問診ができる。
疼痛発作、排尿の異常（排尿痛、頻尿、排尿困難、尿失禁、尿意切迫、尿閉など）、尿量の異常（多尿、乏尿、無尿）、尿性状の異常（血尿、膿尿、混濁尿など）、腫瘤（腹部、陰嚢部）、男性不妊、性機能の異常、尿路性器外傷
（2） 基本的診察法に習熟する。
腎腹部の診察、男性外陰部の診察、女性外陰部の診察、直腸診など。
（3） 指導医の下で基本的検査法を行い、所見を述べることができる。
超音波検査、尿路内視鏡検査、ウロダイナミクス、神経学的検査、前立腺生検、画像検査（CT、MRI、尿路造影検査）、など。
（4） 輸液管理を行える。酸塩基平衡について理解できる。
水・電解質バランスの管理ができる。動脈血ガス分析の結果を理解し、適切に対処できる。
泌尿器疾患の主にプライマリケアに必要な基本的診療能力を修得する。
1．導尿、各種カテーテル管理（尿道、腎瘻、尿管、膀胱瘻）
（1） 導尿が安全にできる（マンドリン使用下を含む）。
（2） 自己導尿の意義を理解し、指導できる。
（3） 尿閉の処置が安全にできる（恥骨上穿刺を含む）。
（4） 尿道留置カテーテルの適切な管理ができる。
（5） 尿路変向後のストーマ、カテーテル管理ができる。
2．救急疾患の診断・処置
（1） 急性尿閉、慢性尿閉の病態の違いを理解し、安全に処置、管理（輸液の必要性の有無を含む）ができる。
（2） 腰背部疼痛発作の適切な診断（鑑別診断を含む）・処置ができる。
（3） 上部尿路閉塞による腎後性腎不全の診断、処置（腎瘻造設術・輸液管理を含む）ができる。
（4） 急性陰嚢症の病態を理解し、指導医の下で適切に対処できる。
3．手術
（1） 指導医の下で陰嚢内容の手術ができる（去勢術、高位精巣摘出術など）。
（2） 指導医の下で腎瘻造設術ができる。
（3） 一人で超音波ガイド下前立腺生検ができる。
4．指導
（1） 腎不全・透析患者に対する食事指導ができる。
代表的な泌尿器疾患の病態について概略を習得し、その重要性と特殊性を理解する。
（1） 炎症性疾患
腎・腎盂：腎膿瘍、膿腎症、急性腎盂腎炎
膀胱：単純性および複雑性膀胱炎、間質性膀胱炎、放射線膀胱炎、出血性膀胱炎
前立腺：急性前立腺炎、慢性前立腺炎
精巣・精巣上体：精巣炎、精巣上体炎
（2） 尿路結石症（上部尿路結石、膀胱結石）
（3） 腫瘍性疾患（腎細胞癌、尿路上皮癌、前立腺癌、精巣癌）
（4） 副腎腫瘍（原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫）
（5） 尿路変向後のストーマ、カテーテル管理ができる。
（6） 下部尿路機能障害（神経因性膀胱、過活動膀胱、低活動膀胱、間質性膀胱炎）
（7） 下部尿路閉塞性疾患（前立腺肥大症、尿道狭窄、神経因性膀胱）
（8） 性行為感染症（淋疾、クラミジア感染症）
（9） 先天異常（停留精巣、精巣水瘤、包茎、膀胱尿管逆流症、嚢胞腎、尿道下裂、など）
（10） 尿路性器外傷（腎外傷、膀胱外傷、尿道外傷、陰茎折症）
（11） 急性腎不全（腎前性、腎性、腎後性）、慢性腎不全とそれらの原因
（12） 男子性機能障害、男子不妊症
（13） 陰茎の疾患（尿道下裂、陰茎癌、ペロニー氏病、持続勃起症など）
泌尿器疾患に対して理解を深め、必要事項を医療記録に正確に記載できる能力を習得する。
（1） 代表的疾患について正確に病歴が記載できる。
（2） 代表的疾患について身体所見が記載できる。
（3） 画像、内視鏡などの検査結果の記載ができる。
（4） 症状・経過の記載ができる。
（5） 手術所見の記載ができる。
（6） 検査・治療行為に関するインフォームドコンセントの内容を記載できる。
（7） 紹介状、依頼状を適切に書くことができる。
（8） 診断書の種類と内容を理解できる。
病棟主治医として診察、診断、治療 （到達目標 30人以上）
外来患者の病歴聴取、診察、検査計画 （到達目標 10人以上）
膀胱鏡 （到達目標 5人以上）
超音波ガイド下前立腺生検 （到達目標 10人以上）
経皮的腎瘻造設術 （到達目標 5人以上）
陰嚢内容の手術 （到達目標 5人以上）
開放手術における助手 （到達目標 10人以上）
腹腔鏡手術における助手 （到達目標 10人以上）
内視鏡手術における助手 （到達目標 10人以上）
| 午前 | 午後 | |
|---|---|---|
| 月 | 病棟回診処置・透析回診処方 各種検査・手術 |
手術 |
| 火 | 病棟回診処置・透析回診処方 各種検査・手術 |
手術 |
| 水 | 病棟回診処置・透析回診処方 各種検査・手術 院内カンファランス |
手術 |
| 木 | 病棟回診処置・透析回診処方 各種検査・手術 |
手術 |
| 金 | 病棟回診処置・透析回診処方 各種検査・手術 院内カンファランス |
対外衝撃波結石破砕 |
| 土 | 病棟回診処置・透析回診処方 各種検査・手術 |
対外衝撃波結石破砕 |
| 症例名 | 症例数 |
|---|---|
| 前立腺肥大症手術 | 10例 |
| 前立腺癌（手術・生検・全身管理を含む） | 20例 |
| 腎癌（手術 化学療法を含む） | 5例 |
| 腎不全（維持透析を含む） | 150例 |
| 膀胱癌（手術化学療法を含む） | 10例 |
【専門医・指導医・認定医】
●日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医
●日本泌尿器科学会泌尿器科指導医
【専門分野】
●腎泌尿器系の癌治療
●小児の腎泌尿器疾患
当院泌尿器科は県内でもトップクラスの手術症例数と、透析患者数を誇ります。是非泌尿器科を選択して、泌尿器科で扱う疾患の幅広さや、重要さを認識してください。
