【精神科】

研修施設

一般財団法人金森和心会 針生ヶ丘病院

指導体制

指導医(7年目以上)/4名

研修期間

選択必修科目として1ヶ月〜2ヶ月 自由選択科にて1ヶ月〜11ヶ月

研修内容及び方法
精神科外来初診患者に対し予診面接をし、カルテ記載の上、指導医と共に診察する。

入院患者(認知症・気分障害・統合失調症、各1名以上)を指導医と共に診察する。

精神保健福祉法およびその他関連法規に基づき患者の人権と精神科病院での処遇・行動制限などについて理解し、法に則った適切な行動制限の指示を理解する。そうした理解の元に毎日すべての病棟の身体拘束あるいは隔離を必要とする患者の診察を指導医の指導の下に診察する。

措置入院、任意入院、医療保護入院、応急入院などの精神科の入院形態を理解する。

当直業務の時間帯も含めて、精神科救急患者を指導医と共に診察し、診断と治療を行う。

脳波検査について、まず研修医自身の脳波を被験者として記録してもらい、自分の脳波をもとに脳波の基礎を学び、精神疾患患者の脳波の読影を行う。読影した脳波を専門の医師に添削してもらう。

心理検査について、実際に被験者として、一部の検査を受け理解を深めると同時に、自ら認知症スケールあるいはある種の知的機能検査を実施出来るようにする。

各病棟で開催される症例検討会に参加する。

患者へのインフォームドコンセントの場に同席する。

精神科リハビリテーションの実際を学ぶ。作業療法(OT)、ディケアプログラムに自ら参加する。

精神科患者の地域でのグループホームと作業所の実態を見学する。
研修到達目標
患者に対する接し方、態度、質問の仕方を身につけ、患者の解釈モデル、受診動機、受診行動を理解することができる。

患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的インタビュー)聴取を行い、記録することができる。

患者への適切なインフォームド・コンセントを学び、指導医の元で実践できる。(週1件)

主治医および指導医と協力して良好な患者対医師関係を構築し、診療内容をカルテに記載することが出来る。(約20名/日)

精神科初診の患者の受診理由、病歴・現症を聞き取り、理解しプレゼンテーションできる。

精神科患者の入院治療にあたり、指導医と共に診察し、その症状を理解し記録ができる。

向精神薬が患者の症状に合わせてどのように選択されるかを理解することができる。

精神保健福祉法に基づく行動制限(隔離・拘束など)を必要とするのは、どのような状況かを理解し、そうした場合の症状をカルテに記録することができる。

訪問看護、外来デイケアなどに参加し、社会参加のための生活支援体制を理解することができる。

コメディカル(看護師・臨床検査技師・心理士等)との協力関係を構築しチーム医療ができる。

症例報告をまとめ、発表することができる。(1例/1ヶ月)

入院症例(認知症、気分障害、統合失調症)を受け持ち、診断、検査、治療過程等について症例レポートを作成することができる。

研修スケジュール
1人の研修医が1ヶ月間に経験できる症例の概数
症例名 症例数
統合失調症 1例以上
気分障害 1例以上
認知症 1例以上
精神科外来初診患者 7-8例
精神科入院患者
(任意入院、医療保護入院)
2-3例
精神科救急患者 2-3例

総合南東北病院 研修医募集専用サイト

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