【麻酔科】

指導体制

指導医(7年目以上)/7名
専門医/7名

認定

@ 日本麻酔科学会認定麻酔指導病院
A 日本救急医学会認定救急科専門医指定施設
B 公認集中治療室10床
C 日本歯科麻酔学会認定医研究機関

研修期間

必修科目研修として3ヶ月
自由選択科にて1ヶ月〜11ヶ月

研修内容及び方法
全て指導医と共に、または指導医の下に、時には指導医を補佐する形で臨床に加わる。基本的に麻酔科は麻酔のみならず救急や集中治療に常時携わっているので、期間を区別することなく研修する。

1:麻酔

年間約8000例の手術(全身麻酔約4000)があり、それらの中で自分が関わる麻酔を通して、全身管理を学ぶ。

病歴や検査データーの取得をし、それらを理解して術前の病態を把握する。

指導医について患者の診察を行い麻酔の説明を行う。

麻酔の方法や問題点につき検討する。

術中の気道確保、基本的な呼吸管理、輸液、輸血、循環管理を学ぶ。

術後の診察を行い、周術期の病態や疼痛管理を学ぶ。

麻酔科に入院する様々な患者の回診を行い、検査や指示出しを行う。

全体で開催される週2回の抄読会、症例検討会に参加。

毎朝のカンファレンス、週1回の麻酔科内での抄読会に参加。

シミュレータを用い中心静脈確保のトレーニングを行う。

2:救急・集中治療

BLA,ACLS,JBTEC,JATECといった救急治療の講習に参加する。

年間19000例が訪れる救急患者(救急車搬送5200件)の中で、一次から三次までの初期診療に当たる。具体的には日直、当直、救急当番その他応援依頼のあった際に救急外来で診療に加わる。

年間800例の入室患者があるICUでの全身管理(呼吸、循環、血液浄化)を経験する。
研修到達目標
麻酔を担当する症例の病態を理解し、指導医に報告できる。

患者へのインフォームドコンセントを学び、指導医の下で実践できる。

バッグ・マスクによる人工呼吸、気管挿管ができる。

末梢静脈路、経鼻胃管挿入、導尿ができる。

3ヶ月の間に麻酔や救急・集中治療の中で経験した症例のうち1例について、研究発表する。

救急患者に対してACLSやJATECにのっとった初期治療ができる。

最低限の人工呼吸器のセッティングができる。
研修スケジュール
  午前 午後
朝カンファレンス、ICU, 病棟回診
麻酔
麻酔
朝カンファレンス、ICU, 病棟回診,抄読会(麻酔科)
麻酔
麻酔
朝カンファレンス、抄読会・症例検討会(全体)
ICU, 病棟回診
麻酔
麻酔
朝カンファレンス、ICU, 病棟回診
麻酔
麻酔
朝カンファレンス、症例検討会
ICU, 病棟回診
麻酔
麻酔
ICU, 病棟回診
※麻酔があれば対応
※交代で休み
 
1人の研修医が1ヶ月間に経験できる症例の概数
症例名 症例数
リスクの低い手術症例(外科、耳鼻科、整形外科、形成外科、泌尿器科、婦人科、脳外科、血管外科)の全身麻酔管理。 60例
気管挿管 60例
経鼻胃管挿入 30例
導尿 10例
末梢静脈確保 30例
中心静脈確保(指導医の補助) 3例
ガイドラインに沿った輸血 6例
救急外来患者(一次〜三次) 100例
ICUでの人工呼吸管理 20例
指導医責任者

管 桂 一
 

【専門医・指導医・認定医】
●日本麻酔科学会麻酔科指導医・専門医
●日本救急医学会救急科専門医
●日本集中治療学会認定医
【専門分野】
●麻酔
●救急医療
●集中治療
●ペインクリニック

メッセージ

当科では麻酔のみならず、麻酔の知識と技術を応用し救急外来やICUでの重症患者管理、ペインクリニックや緩和医療も含め広い分野の診療を行っています。

総合南東北病院 研修医募集専用サイト

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