後期研修医募集について
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【皮 膚 科】

指導体制

指導医(7年目以上)/1名
専門医/1名

認定

@ 日本皮膚科学会認定専門医研修施設
A 日本アレルギー学会認定教育施設

概要
皮膚疾患は先天性あるいは遺伝性異常、内臓諸器関の異常、免疫と代謝異常、環境物とその影響、感染症、皮膚腫瘍、外傷など多岐にわたる原因によって引き起こされる。したがって、皮膚疾患を正しく理解するためには遺伝子異常、環境学、免疫・アレルギー学などの専門知識を必要とし、多くの専門的知識の取得と十分な経験を積むことが必要である。

研修計画
卒後3年目

手続:日本皮膚科学会認定専門医の取得を目指して、日本皮膚科学会に入会する。専門医講習会の受講、日本皮膚科学に所属する地方会に入会する。
知識の取得:指導医とともに外来患者の診察を行い、病歴の取り方、皮膚症状の記載、診断へのアプローチを学ぶ(特に、皮膚病変部生検の手技、各種アレルギー試験など)。治療法、特に外用療法、内服薬による治療、薬剤の効能と副作用を学ぶ。光線療法、皮膚腫瘍の手術治療、皮膚悪性腫瘍の化学療法を学ぶ。皮膚病理組織診断、免疫組織学的診断のアプローチを学ぶ。
日本語雑誌、外国雑誌による抄読会に参加する。福島医大皮膚科教室の後期研修医および大学院生との交流を奨励したい。
卒後4年目

指導医の示唆を受けながら外来患者の診療を進める。入院患者の受け持ち医として積極的に治療計画に参加し、病態に応じた適切な治療が出来る。悪性腫瘍患者と治療と実践を学び、ターミナルケアの基本知識と実践を学ぶ。
救急患者の治療の実践を学ぶ。基礎研究の面白さを学び、数多くの文献に興味を持ち、抄読する。積極的に症例をまとめ、学会に出席し、雑誌に報告する。
卒後5年目

疾患の発症機序の理解を深め、時間の許す限り臨床研究にも従事することが出来る。特に、当病院においては、遺伝子診断学、皮膚病理診断学、免疫組織診断学を学ぶことが出来る。これらの臨床的基礎医学を通じて、皮膚科領域の種々の疾患を深く理解することが出来ると共に、治療への応用ができる。
論文をまとめる:国内外の雑誌を理解することが出来るとともに外国学会にも積極的に参加し、発表することができる。
専門医取得まで

・日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
5年以上日本皮膚科学会会員であり、同学会が指定する認定研修施設において5年以上皮膚科の臨床研修を受け、必要な研修講習会に出席し、学会発表、論文発表などの単位を取得する。専門医試験を受けることが出来る。
・皮膚悪性腫瘍指導専門医
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得後、必要な講習会に出席し、学会発表、論文発表などの単位を取得する。専門医試験を受けることが出来る。
・美容皮膚科・レーザー指導医専門医
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得後、必要な講習会に出席し、学会発表、論文発表などの単位を取得する。専門医試験を受けることが出来る。
・日本アレルギー学会認定専門医
日本皮膚科学会認定専門医取得後、同学会が認定する研修施設において2年以上免疫・アレルギーに関する症例を学び、治療の実践を行う。同学会が認定する講習会に出席し、雑誌に投稿して必要な単位を取得する。同学会の認定試験受験資格をとること。
取得できる資格
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

皮膚悪性腫瘍指導専門医

美容皮膚科・レーザー指導医専門医

日本アレルギー学会認定専門医

平成21年度実績
症 例 名 症 例 数
悪性黒色腫 2例
皮膚悪性腫瘍(黒色腫以外) 20例
自己免疫性水疱症 30例
膠原病(エリテマトーデス,強皮症,皮膚筋炎など) 10例
ベーチェット病 10例
重症感染症(入院を必要とする) 20例
アトピー性皮膚炎 90例
乾癬 70例
薬疹・蕁麻疹 300例
指導医責任者

金 子 史 男
 

【専門医・指導医・認定医】
● 日本皮膚科学会認定専門医/指導医
● 日本アレルギー学会認定専門医/指導医
【専門分野】
● 皮膚病一般
● 皮膚アレルギー・免疫異常疾患の診断と治療

メッセージ

皮膚科学は皮膚の病気を対象とする学問として、人類の歴史とともに始まった。その対象疾患は皮膚に現れた全ての異常を診ることにある。その原因は、遺伝異常、環境異常、免疫・アレルギー、外傷、出生から老齢に至るまでに起こる変化である。このようなことから皮膚科医は広い範囲をカバーして生物科学、他の全ての分野の医学を学びながら発展させ、皮膚疾患患者のQOLを改善してゆく臨床医学者である。多くの分野の人たちと交流しながら、幅広く知識を取得してゆくことが求められる。

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