後期研修医募集について
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【神 経 内 科】

指導体制

指導医(7年目以上)/5名
専門医/5名

認定

@ 日本神経学会認定教育関連施設
A 日本脳卒中学会認定研修教育施設
B 日本内科学会教育関連病院

概要
日本神経学会の卒後研修目標(ガイドライン)を基に神経疾患全般をカバーできるように神経内科専門医の育成を目指すと共に、その前段階として幅広く一般内科的知識と技術を習得し、認定内科医の習得を目指す。

1.Neurological emergencyへの対応
 脳血管障害の初期治療と入院管理(脳梗塞超急性期に対するtPA治療の習得も含む)
 脳炎・髄膜炎などの中枢神経感染症に対する初期治療と入院管理
 意識障害の鑑別診断
 めまい患者の診断と治療
 てんかん重積状態に対する治療
 頭部外傷に対する初期対応

2.神経学的所見の診察と神経疾患の診断と治療
 神経免疫疾患(MS、GBS、CIDP、MGなど)の診断と治療
 神経変性疾患(PD、SCD、MSAなど)の診断と治療
 運動神経疾患(ALSなど)に対する在宅医療を含めた診断と治療
 認知症疾患(AD, VaD、DLBなど)に対する画像診断、治療

3.神経内科的検査の習得
 神経画像検査
 頭部MRI・MRA・MRS(1.5T、3.0T、tractography)
 SPECT(eZISを含む)、FDG-PET、amyloid imaging
 MIBG心筋シンチ、3D-CTA
 神経超音波検査(頸動脈エコー、経食道心エコー)
 電気生理検査(脳波、神経伝導速度検査、筋電図検査、誘発電位)
 神経病理検査(筋生検)
 高次脳機能検査(神経心理学部門による高次脳機能検査の指導)
 研修体制:神経内科専門病棟と外来における神経内科指導医による指導
 週1回のスーパーバイザー(獨協医大神経内科名誉教授、福島医大神経内科名誉教授の2名)によるカンファランス、神経内科専門リハビリスタッフとのリハビリテーション回診

研修計画
卒後3年目

病棟研修及び週1回の外来を担当
月に2回の日中の救急外来を担当
日本神経学会総会・東北地方会、内科学会地方会、日本脳卒中学会、神経治療学会への参加または演題発表
卒後4年目

病棟研修及び週2回の外来を担当
月に2回の日中の救急外来を担当
日本神経学会総会・地方会、内科学会地方会、日本脳卒中学会、神経治療学会への参加または演題発表
卒後5年目

上記に加えて学会雑誌への論文の投稿
認定内科医の受験
専門医取得まで

認定内科医取得後、神経内科専門医試験を受験
取得できる資格
日本神経学会認定 神経内科専門医

日本脳卒中学会認定 脳卒中専門医

日本内科学会 認定内科医

平成21年度実績
症 例 名 症 例 数
脳血管障害(アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓、BAD、脳出血)、解離性脳動脈瘤 475例
神経免疫性疾患(多発性硬化症、Guillain-Barre症候群、CIDP、重症筋無力症、筋疾患) 64例
脊髄疾患(頚椎症、硬膜動静脈奇形、脊髄炎、脊髄梗塞) 4例
パーキンソン病及び関連疾患 24例
神経変性疾患(脊髄小脳変性症・多系統萎縮症、筋萎縮性側索硬化症) 26例
神経感染症(髄膜炎・脳炎) 32例
全身疾患に伴う神経障害 43例
てんかん 27例
頭痛、めまい、その他 29例
メッセージ

我が国は急速な高齢化に伴い、疾病構造が大きく変化しています。神経内科の領域では死亡率こそ減少したものの脳血管障害、特に脳梗塞の罹患者は大多数を形成しています。また寿命が延びることに伴い、Alzheimer病やParkinson病といった神経変性疾患も増加しています。これらの神経疾患に関する研究は日進月歩の勢いで進み、かつ臨床応用が進んできております。このような神経疾患を診療できる専門医はまだ全国的にもまだ少なく、その養成は急務であると考えます。神経内科は伝統的な神経診察法に頼った診断法から画像診断を駆使することで、大きな進歩を遂げており、特に当院では最新の画像検査設備を備えていますので、この恩恵を大きく受けた診療が可能になっています。神経内科に興味のある先生は当院で神経内科専門医を目指した研修をしてみてはいかがでしょうか。

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