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研修内容
卒後初期臨床研修(2年)終了後、整形外科臨床医の養成を目的とする5年間の臨床研修プログラムである。日本整形外科学会の「整形外科卒後研修ガイドライン」により研修を行う。
前期2年間では、整形外科における基本的な診断技術の習得と、主に一般的な疾患や救急疾患、外傷に対する治療にあたる。後期3年間ではこれに加えて慢性疾患を中心とした診療も担当し、さらに専門分野に関しても研修する。研修期間を通じ、少なくとも症例報告論文を口頭発表および執筆する。年次別の主なプログラムは以下のようである。
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卒後3年目
・基本的な診察法、検査手技、画像診断能力の習得
・術前術後管理、術後リハビリテーション計画の作成などの習得
・緊急処置とギブス包帯などの保存療法の習得
・担当する手術例:新鮮外相の創傷処理,新千件断裂,骨折手術(単純な者),人工関節
・手術、関節鏡視下手術、脊椎手術など。
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卒後4年目〜専門医取得まで
・変性疾患や慢性疾患の診断と治療の習得
・患者様の希望や社会的背景を考慮した治療計画が確立できるよう研修
・担当する手術例:骨折手術(複雑なもの)、関節形成手術、靭帯再建術、脊椎手術(固定術)など。