【X線の講義】

夕方から留守にして悪かったね。
新幹線で白河から、今ようやく帰ってきたよ。
腹部X線写真の読影の講演をしてきたんだ。
一昨年も講演させて頂いたんだけど、好評だったので、今年も招聘されたんだ。
もちろん同じ話ではないよ。
新しい症例を加えて飽きさせない講演さ。
以前に君らにも講義をしただろう?
「あれはおもしろかったです。大学でもあんなにおもしろい講義は聞いたことがなかったです」
今のご時世、腹部単純X線写真の講演をできる医師はそういるもんじゃあない。

その講演終了後に聴講者があいさつに来てくれた。
昨年の話を聞いてから、同じような患者さんが6例も診断できて患者さんに感謝されたというんだ。
うれしいじゃないか!
自分のことのようにうれしいね!
だって僕の講義は僕の診断自慢をするためのものではない。
多くの医師に、特に消化器を専門としていない研修医や開業医の先生に、聞いてほしい内容なのさ。
腹部単純X線写真でこのような所見があればすぐに消化器内科へ紹介して下さいねって。
だから、先の先生の言葉は、僕が計らずも意図していたこと。
それが通じたということは、これ以上望むことはない。講演をした甲斐があったよね!
「僕も先生を喜ばせたいです!」
がんばれ!期待しているぞ!!

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