がんばるときって踏ん張りをきかせてっていうことがあるだろう?
患者さんにも「踏ん張る」を説明することがあるんだ。
「糞張る」
ウンチって腹圧をかけないとでない。
便秘の原因はいろいろあるけど、おなかの力が弱い方もいる。
典型的な例は高齢者の肥満体形だが、腹筋が弱い方。
意外にこのような患者さんは少なくない。
おなかの調子がよくない。
便が出にくい。
僕の外来にはこのような患者さんがたくさん来る。
「昨日も今日もいましたよね」
あまり医学的ではないけど、このような患者さんには便通改善のために腹筋を鍛えることを指導しているんだ。
散歩、歩行もあり。
腹筋を鍛えるための運動もよし。
薬でいろいろ工夫はするのだけれど、生活習慣から変えてゆくことでよくできることもある。
医療とは薬でなんでも解決できるなんておこがましいことを考えてはだめだ。
患者さんをよくするためにできることを、謙虚に考えながら、応援する姿勢。
医学的ではないが、このような姿勢はとても大切なことだと僕は考えている。