【Initiation】

Imprintingと同様に、最初の頃に出逢った患者さんも、自分の進む道に大きく影響する。ひとりひとりの出逢いを大切にすることで、患者さんが教科書となり、我々を導いてくれる。一期一会でもあるのだろう。

僕もそうだけど、同期の医師も最初の頃に大きく関わっていた分野に進んだ。
僕は、胆道膵臓疾患。同期は大腸疾患や心身症など。
患者さんとの出逢いが僕らの関心領域、将来の専門に大きく関わってくることもあるんだ。

それは患者さんのAVATARが僕らの心の中に住んでいるのだと思う。
僕の心の中には患者さんであふれているよ!
どのような医師を目指すかは何年かしてわかるものではないと思う。
最初から漠然と目標を持ち、それが少しづつ経験とともに具体化してくるのだと思う。それは偶然ではなく、必然なんだよ。
患者さんとの出逢いも含めてね。

だから、研修をなんとなく二年間過ごせばいい医者になれるなんて考えてはいけない。
あと二年間しかないんだと思って、尻に火がついた状態でもがき苦しみながら、自分の目指す医師の姿を模索するのさ。
一生懸命に努力することで、自ずと自分に対する課題は見えてくるものさ。
Spoon feedingを期待する研修医にはいつまでたっても課題は見えてこない。

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