Home人生の指南役 指導医の役割 ―研修医の教育を通して―『こんな医者を作ったのは誰だ!』

【こんな医者を作ったのは誰だ!】

頸から下の病気は診ない。
MRiで病変がない患者は診ない。
肺がんしか診ない。肺炎は診ない。
たまにこんなことを言う医者がいる。
まったくもってナンセンスだけどな。
「知ってます、そういう先生」
あまりにも専門分化しすぎた医学教育の弊害と言ってもいいかもしれない。
医者は臓器を診るのではない。人を診るのだ。
苦しがっている患者がいれば、手を貸してあげるのが医者ではないのか?
いつも保身のための言い訳を探すような医者を信じるな!
宮澤賢治も言っているような献身的な姿勢って医師に必要な素養だと思う。。
「東に病気の子供あれば、行って看病してやり、・・・
南に死にそうな人あれば、行って怖がることないといい・・・」
我々は患者を救うために医療に従事している。
病気の姿が見えてきたときに専門性の高い医師に相談するということがあっても、患者を診る前に件のようなことを平気で言える医者の気がしれないよな。
少なくとも君は今後一生医師として仕事をするからには、努々そのようなことを口にしてはいけない。
いいね。
「もちろん!」

総合南東北病院 研修医募集専用サイト

〒963-8563 福島県郡山市八山田7丁目115

TEL:024-934-5322/FAX:024-934-3165

Copyright Southern TOHOKU Research Institute for Neuroscience. All rights Reserved.