【美術館の展示】

旭川の旭山動物園が動物の行動展示をして人気を博しているけど。最近は美術館でも展示の仕方が変わってきているよね。

美術館に行くことはあるかい?
「いえあまり興味がないので」
そうか、でも違う世界に触れることはいろいろな意味で刺激になることだと思うんだけどな。
薬師寺展では国宝の日光・月光菩薩像は後ろからも見れるようにしてあったし、上から目線での観覧もできるよにしてあった。興福寺の阿修羅像のときもぐるり360°まわりから見れるように展示してあった。

Originalのお寺で拝観するなら絶対後ろからは見れないからね。
それは展示する側の意識の変化でもあるのかもしれない。単に並べるだけでなく、見てほしいという意思が込められているように思う。既存の価値観がすべてではない。新しい価値観を想像したいんだってね。
ものの「見方」で見えるものが違うことってよくあるでしょ。
古く?は土門拳の仏像の写真もそうだったよね。あるところを拡大して、白黒の明暗だけで魅せる。手であったり、足であったり、横顔であったり。自分がかつて見た仏像でも、土門拳の写真で見るとまったく別の姿に見える。写真には何か語りかけてくる意図があるような気がするよね。不思議だけどさ。
動物園にしても美術展にしても、専門家にしか分からないことってあるでしょ。見る方にまかせましょうと思うこともあるかもしれない。でも、それをわかりやすく伝えたいって思ったときに、既存の価値観を打破しなければならないという大きな障害はあるかもしれないけど、一皮むけるんだと思う。今までと違う世界が開けてくるのだと思う。
君は自分を大きく成長させたいと思わないかい?自分の殻に閉じこもっていないかい?
Breakthroughしてくれよな!
医師としても社会人としても大きくなってくれよ。

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