【指導医の姿勢】

山本五十六って知ってるかい?

「いいえ」
そりゃそうだよな。戦後生まれだからな。僕だって生まれは戦後だけどね。ごじゅうろくじゃあないよ。
名言があるんだ。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ」
上杉鷹山(米沢藩主)は、人を動かす方法に
「してみせて、言ってきかせて、させてみよ」と説いており、これに褒めるを加えているらしい。
山本五十六はそのあとにこう続けている。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。やっている姿を感謝で見守って信頼せねば人は実らず」
何を言いたいかわかるよな。
自分がやった方がよほど、うまく早くできることがある。
でも若い人材を育てたいと思ったら、彼らを信用するしかないんだよ。
これを言葉で表現するには、「愛」「慈しみ」以外にありえないと思うんだ。
医療も教育も「愛」「慈しみ」なくしてはありえない。
このような認知、肯定、褒めるというようなcommunicationをplus strokeというらしい。
僕らがstrokeと言ったら脳卒中だけどね。
「親のこころ子知らず」
とはよく言ったもので、
「指導医のこころ研修医知らず」
といったところかな。
でもいつかは君も指導医になるのだから、僕らの気持ちも汲んでくれよ!

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