【一般教養と魅力ある人間性】

今朝のニュースを見たかい?

「いいえ」
医療制度が大きく変わりそうなんだ。あまり興味はないかい?でも、もし今日の外来診察の中で患者さんからそのことを質問されたらどうする?外来で患者さんと向き会うってことは、単に病状を伺って薬を処方するだけではないんだよ。
君は新聞を取っているかい?
「いいえ」

それでは以前に新聞を読んだのはいつだい?
「えーと・・・」
そうか・・・。君みたいな若造が70-80歳の人生の大先輩に説教じみた医療のことを説明しなきゃいけないのに、世間のことをまったく知らないとすれば、君のことを信用してくれるかな?医学を勉強することは大切なことだが、世間の一般常識を身につけておくことも社会人の教養としては大切なことだと思う。外来に来た患者さんに世間話のひとつでもできないようじゃ、医者としての人間的な魅力も感じないだろう?
考えてみろよ。今の君ができること、知っていること身の程をわきまえてみろよ。今の医師としての君に、もし君が患者なら診察を受けたいと思うかい?
「・・・」
そうだろう。もっと勉強しなければいけないと思うだろう?もっと人間も磨かなければいけないと思うだろう。
患者は医者を選べるけど、医者は患者を選べない。我々は気の合う患者だけを診ることは許されないんだ。
どんな患者にも対応できるような適応性が必要だし、患者からも選ばれるような医師としても人間的にも魅力ある医師に成長してくれよ!

総合南東北病院 研修医募集専用サイト

〒963-8563 福島県郡山市八山田7丁目115

TEL:024-934-5322/FAX:024-934-3165

Copyright Southern TOHOKU Research Institute for Neuroscience. All rights Reserved.