【General physician】

「開業医の先生が多くの多岐に渡る疾患の患者さんを幅広く診ている姿にいたく感動しました」

それはいい勉強をしてきたね。今までは大学の研修が中心で、専門医志向だったけど、現在の研修医制度になってから、幅広く研修することが推奨されている。その成果が出たということだね。僕も北海道の利尻島で4年半僻地医療を担ってきたんだ。今ある医師としての素養はそこで学んだ・・・というより教えてもらったという方が正しいかな。
地域医療に従事するってことは、単に僻地に赴任することではないんだ。自分や家族もその地域の一員になるってことなんだ。腰掛の中途半端な気持ちではいい仕事なんかできやしない。自分に逃げ道なんか作ってはまっとうな仕事はできない。地域のために仕事をするってことは自分のためでもあるんだ。そう思えるようにならなければ本当の意味の地域医療はできない。

それは僻地に限ったことではないけどね。
仕事をするなら、どこでもそういう気持ちが必要なのさ。
血圧を診る医者が風邪だから呼吸器内科で診てもらえって言えないでしょう?
僕の外来だって、消化器疾患も癌の患者さんだけでなく、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、SOD(Sphincter of Odi dysfunction)など患者さんが来るでしょう?他にも高血圧、脂質代謝異常、糖尿病、脳梗塞後遺症、深部静脈血栓症などいろいろな患者さんが来る。それらに対応するためには絶えず新しい知識を吸収してゆかなければならない。開業医さんだけが大変なのじゃなく、一生懸命診ようとすれば、どんな立場でも忙しくはなっちゃうんだよね。だから、気持ちstanceの問題。Generalに診てあげるのか専門性に特化するのか。線を引くのか来る者は拒まずで診てあげるのか。診てあげられるのか?
Up to you!
要は君次第。

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